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脳神経外科の歴史

設立40周年を迎えコメディカルと共に発展

1975年4月16日名古屋大学より佐藤 修教授と津金隆一助教授が赴任され、東海大学医学部付属病院における脳神経外科診療が開始されました。医学部の設立は1974年4月1日ですから、脳神経外科の歴史は医学部に比べ1年若いこととなります。その後佐藤・津金先生を慕う仲間が集い、診療・研究・教育が充実しました。診療においては、まず救急の受け入れ態勢整備して近隣医療機関から積極的な患者受け入れを行いました。その後脳神経外科は、救急医療を基本に小児脳神経外科、脳腫瘍手術、血管内治療、機能的脳神経外科、脊椎脊髄外科など時代の変遷と共に変化する新しい治療法を取り入れ、コメディカルと共に充実した診療を行っています。この間1996年には二代目教授として津金隆一先生が就任、2005年には三代目教授として松前光紀先生が就任されています。更に2011年からは下田雅美先生が東海大学八王子病院の脳神経外科教授に就任されています。2015年には創立40周年を迎え、11月28日に横浜のホテルで、コメディカル、各科の医師と同門など237名を迎え脳神経外科設立40周年祝賀会を開催しました。祝賀会は、同門が旧交を温め、共に働くコメディカルに感謝する会となりました。

  • 歴代主任教授 左から 下田雅美、津金隆一、佐藤 修、松前光紀

  • 東海大学医学部脳神経外科40周年記念撮影

救急医療を軸に国内外から積極的な診療技術を導入

脳血管障害や外傷など高度救命センターに搬入される患者さんに対して、迅速且つ正確な診断と治療を行なえる背景には、救急医学とコメディカルの全面的サポートが受けられる態勢が整っているからです。さらに新しい診療技術を習得するため、領域の教員をパリ第七大学、デューク大学、日本大学、岡山大学などに留学させております。また極めて特殊な技術を習得するための留学は、領域が持つ幅広いネットワークを活用して、熊本託麻台病院や高知のいずみの病院など民間病院での研修を行っている事も当科の大きな特徴です。海外からの新しい医療機器導入として、1987年4月15日承認されたフランスソフィサ社製の圧可変バルブを本邦で初の埋め込み手術を行ったことが特記されます。また2006年には、MRI-CT-Angio-手術室を統合した世界初の術中画像診断システムを稼働させています。

  • 本邦ではじめて埋め込まれた圧可変式バルブ

  • 東海大学病院 術中画像診断システム 版権東海大学

世界に展開する共同研究とその成果

佐藤・津金両教授によって築かれた髄液の研究は、現在は松前教授の指導のもとで若い大学院生に引き継がれMRIによる臨床研究に発展しております。患者数が多い脳血管障害の分野では、臨床研究が盛んで国内外の一流誌に論文を発表しております。さらに、8か所の海外研究機関へ合計14名の留学生を送り、国際的な成果を得ていることも特筆すべきです。

  • 当科の留学先 版権医療情報研究所

臨床の楽しさを伝える実践教育を推進

高学年の学生と臨床研修医には、献体を用いた臨床解剖実習や動物を用いた手術シミュレーションを行い、これらの企画は学生や臨床研修医が将来脳神経外科医を志す契機となり、いま脳神経外科学領域は充実した陣容を整えております。さらに初期研修終了後に脳神経外科学会会員となった専攻医には、日本脳神経外科学会が定める専門医育成プログラムに従った教育を、伊勢原の付属病院および八王子病院、またその他の関連病院で行っており、次々に脳神経外科学会専門医を輩出しております。

先人の築いた伝統を継承し後進の育成をキーワードとしたチームの形成をめざします

設立40周年を契機に、救急対応など困難な場面をチームワークで克服し、ヒトの役に立つ研究を推進し、常に後進の育成をキーワードに、力強い成熟した大人のチームを形成してまいります。

以上日本脳神経外科学会正史より改変

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